「かっこいいね!Warning Shot」

「激しめだろ?俺としてもとっても気に入ってる」

楓と初夏ちゃんは手を握って声をかけている

「琴美、ほら、達哉も俺も初夏ちゃんも待ってるし、ひろがまたお姉ちゃんと遊びたいって言ってるぞ」

「ひろくん何歳になったの?」

「5年生だよ。あ、ひろって楓くんの弟くんね」

「そうだったのか」

俺は少し間を置いて

「琴美、早く起きて俺の気持ち伝えさせてくれよ。あの時口走ったけど、あれは本当は、本心、なんだ、よ、」

俺ってこんな、泣き虫、だった、け

楓に慰められるなんてな、こんなこと初めてだ

「そろそろ起きてくれよ」

「いつになったら起きるのよ〜」

「病気のこと、本当は、知ってたんだな、もう自分が危ない、ってだから、俺に聞いたんだよな」

『ねぇ、もし私が病気にかかったら、どうする?』

これがずっと頭から離れないでいる