柊は頬を染めながら頷く。
そして言う。
「悪いか」
なんかもう、開き直っているよ。
だけど、こんな柊が愛しいし嬉しかった。
昔の柊はあたしを大切にしてくれなかったが、今は信じられないほど大切にしてくれる。
柊の趣味が、あたしなのではないかというほどに。
「それにしても、手がかかる髪型だな。
美容師にも、ちゃんとカラーシャンプーしねぇとすぐコケになるって言われた」
「いや、もうコケじゃん」
「じゃあ、お前もコケだ」
コケでもなんでもいいよ。
柊がそうやって大切にしてくれるなら。
だけどせっかくお揃いなんだし、大切に手入れしようと思った。



