それから…… 意外にも会話が弾んだ。 といっても、柊のサッカーの話ばかりだ。 「戸崎選手は来年もアスールに残るんだよね?」 舞さんが目を輝かせて言う。 そして柊は、こんな時は好青年の振る舞いをする。 「はい。来年も出来る限り頑張ります」 そんな柊がかっこいいと思いながらも、外面の良さに驚きを隠せない。 「戸崎選手、年俸もぐんと上がって四千五百万円だし!」 その言葉に、 「よ、四千五百万円!?」 あたしは悲鳴を上げていた。