後輩マネージャーたちは、そんな二人を黙って見ていて……
「みどり!」
あたしは耐えきれず駆け寄っていた。
あれだけガンガン日本酒を飲んだのに、全くダメージを受けていないみどりは驚いてあたしを見た。
そんなみどりに遠慮がちに言っていた。
「あたしも柊運ぶの手伝おうか?」
みどりは驚いてあたしを見る。
そして不安そうな顔をする。
あたしが柊を取らないか不安に思っているのかもしれない。
だけど正直、それはないと思う。
仮にあたしが柊を好きだったとしても、さっきの姿を見たらあたしが入る隙もない。
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