沙知はやっぱり柊には見向きもせず、あたしに話しかける。 「みどり、春にまた同窓会しようと思うの! みどりも来るよね?」 「う……うん」 だけど竹中君が来るなら、あたしはいけないな。 気まずいあたしは柊を見上げるが、柊黙ってあたしを見返した。 そのだんまりが逆に気まずい。 柊が沙知と話してくれれば、あたしは何を話そうかあたふたせずに済むのに。