やっぱり次の日、起き上がるのもしんどかった(笑)

昼までゆっくりし、帰る用意をした。

「キスマーク丸見えじゃん…」

キャミのワンピース持ってきてたので、後ろも前も丸見え。

後ろは上着着たら隠れるけど、前は隠せない…

「俺も首のとこ、見えてるぞ」

ほら、と見してきた。

蓮也は数少ないじゃん。

私、ほぼ見えてるよ。

「みんなに何言われるか」

「いいじゃねぇか」

よくないよ。

とりあえずショート丈のレースのカーディガンを羽織って、髪をおろしてなるべく隠した。

「そろそろ行くか?」

「そうだね」

「帰ったらみんなに、報告しような」

「え?」

「結婚。俺の妻になるんだろ」

結婚…蓮

也の妻…

顔が赤くなるのがわかる。

「まぁ、みんな付き合った時点で、そうなるってわかってると思うけど」

だって、子供の話までされてたもんね(笑)

その後、お土産を選んで帰った。

帰ると、麗華さんと大輝さんと聖也君もいたので、結婚することを報告した。

私はめっちゃ緊張してたのに、蓮也は全然で「結婚することにした」とサラッといった。

なんでそんな普通に(笑)

みんな喜んでくれて、式の話までしてた(笑)

まだ籍も入れてないのに(笑)

「式は卒業してから」と、蓮也が言った。

蓮也の中では、決まってたみたい(笑)

この日は組員も夜ご飯食べる時に、婚約祝いと誕生日をお祝いしてくれた。