『きゃー!』

壇上に上がった瞬間、黄色い悲鳴が(笑)

「入学おめでとうございます」とだけ言って、蓮也は壇上をおりた。

真と兼は笑いすぎて叩かれていた(笑)

まぁ、違和感だもんね。

「じゃー、行ってくるね」

「俺も行く」

「え?」

お墓につき車をおりようとすると、蓮也もおりてきた。

前来た時は、おりて来なかったのに。

蓮也は、水とかも入れて持ってくれた。

一緒に手も合わしてくれた。

お父さん。

來が高校生になったよ。

同じ高校に通えるよ。

お父さんには悪いけど、お母さん捕まっちゃった。

けど、これで良かったと思うよ。

後ね、大切な人ができたよ。

私は、チラッと目を開けて、蓮也の方を見た。

手を合わし終わったあと、蓮也と目が合った。

「なんだ?」

「ううん。なんでも」

蓮也は「そうか」と言い、お墓参りを終え、私たちは倉庫に行った。

倉庫に行くと、入学パーティーの準備がされていた。

「あ、來!ここに並べ!」

真に呼ばれて行った來。

そこには、入学組が並んでいた。

机の上にケーキがある。

「では、入学おめでとー!」

兼がそう言うと、一人一人に顔面ケーキをしていった。

みんな顔、生クリームだらけ(笑)

すぐに、顔洗いに行ってた。