「おい!蓮也!!しっかりしろ!目、瞑るな!!」

あ、この声は親父だな。

「救急車、来ました!!」

やっとか。

けど、もう…

「ら、ら…。あ、いし、てる…」

俺は蘭羅の頬に触れた。

「蓮也ぁぁぁぁぁーーーっ!!」

意識は、そこで消えた。