コンコン…

ん、誰かノックしてる。

あ、結局寝てしまったんだ。

「蓮也、入りますよ?」

「あ、聖ちょっとまって!」

流石にこの状態を見られるのは、恥ずかしい。

聖は、ドアを開けようとするのをやめた。

まだ寝ている蓮也を起こす。

「蓮也。聖が呼んでるよ。起きて」

蓮也はゆっくり目を開けた。

「どうした。聖」

蓮也は体を起こし、部屋を出た。

いつも皆でいる所に戻った。

「さっき聖也さんから、黒龍メンバーが理事長室に来たと連絡がありました。俺たちが何者か聞いてきたみたいです。まぁ、知らないと答えたと言ってましたが」

「自分たちで分からないから、聞きに行ったのか(笑)」

光輝が言った。

「まぁ、向こうが次なんかしてきたら、バラしたらいい」

蓮也が言った。

「あ、それと。兄さんから連絡で、今から皆で蓮也の家に来て欲しいと」

大輝さんから?

なんでだろう。

とりあえずみんなで、家に行った。

「お、やっときたかー」

聖也君もいた。

雅紀さんと、香織さんも揃っていた。