「蓮也さん。アイツらする事、幼稚すぎませんか?」

「こんなんで、ビビると思ってるんですかね?」

とか言っていた。

私達は、始業式が終わるまで喋っていた。

「教室行っても机ねぇし、帰るか」

私たちは、倉庫に向かった。

「そういえば、10月の下旬に文化祭あんの?」

真が言った。

あー、なんか聖也君がそんなこと言ってたような?

来週から1ヶ月半かけて、準備なんだっけ?

「蘭羅、去年ありましたか?」

「んー。あ、体育祭と文化祭交互なんだ!」

そういえばそうだった。

体育祭は6月で、去年はでなかったんだ。

「文化祭って言っても、俺ら除け者じゃね?」

光輝が言った。

「まぁ、それはそれで楽でいいんじゃね?」

兼が言った。

「蘭羅、膝枕」

「はーい」

蓮也に言われ、私は膝枕をした。

「ホント、蘭羅だけだな(笑)家で寝る時とかどうしてんの?」

真が聞いてきた。

「一緒に寝てるけど?」

『え!?』

真と兼が、声を揃えて言った。

「え、一緒に寝てんの?」

「う、うん。蓮也が別々で寝るのはダメだって」

「当たり前だろ」

当たり前では無いと思う。