「きゃ〜!!四條組の暁さんよ!!」

四條組?

暁さん?

誰それ?

有名な人なのかな?

まぁ、いいや。

私には関係ない人だし。

人混みを裂けたいけど、反対側の出入口は遠いし、ここ通るしかないんだよね。

私は人混みの中を入っていった。

横目で人混みの中の中心を見ると、一人の男がSPに囲まれていた。

顔はよく見えなかったけど、金髪ってのは見えた。

多分あの人が、四條 暁さん?なんだろう。

ふぅ〜、やっと人混みからでれた。

繁華街から家までは、歩いて20分ほど。

学校も15分ほどで着く。

家に着き、お風呂に入り、上がると私はすぐ布団にダイブした。

あ、誰かから連絡来てる。

【明日暇なら、ご飯どうですか?】

食事の誘いだった。

この人いつもお金は他の人より多くくれるけど、帰り際「この後どうする?」って、誘ってくるんだよね。

最初の方はすぐに諦めてくれてたけど、最近はなにかと理由つけないとダメだ。

面倒臭いけど、この人が今の所一番お金くれるから、私は【明日、大丈夫です】と、返事をした。