「そんなことないよ。
俺、動画編集するのうまいんだ。
北川さんも作るときがあったら言ってよ。
コツ教えるから」
と、クールに流しつつ、
心の中はテンション爆上がりだった。
だって、北川さんが
すごいって言った!
あんなにハイスペをアピールしても
かすりもしなかったのに!
っしゃーーっ!!
北川さんは俺の言葉をきいて、
なぜか一瞬目をそらして固まると
また俺の方を見て、
「もしかして、私の為だけに…?」
と訊いてきた。
「うん。
一緒に野球観に行きたいとか
関係なくて、
北川さんが野球わかるようになればいいなって。
面白いスポーツだから」
俺がそう言うと、
北川さんは目をキラキラさせて
笑顔になった。
「ありがとうございます」
かわいい!
いいよー、とかいって頭なでてあげたい!
できないけど…
「ルールだいたいわかった?」
「あ、はい!」
そして、俺は北川さんの
次の言葉に期待した。



