「甘っちょろいやつ。」 「おい。」 「俺はそんな温室まがいなことしてると、正しい意見の的確な大人に指摘されてフラフラしちゃうんじゃないかって思うんだけど。」 「お偉い教授とかー?」 「先生が間違っているって言ったら信じちゃうやつっているからな。」 悔しそうな顔をして「だから嫌なんだ」って呟く八王子君。目が合うと、「大丈夫だよ。」って笑顔を見せる。