初恋。嬉しすぎて泣けるほどの一言。でも、その後に、鈍い痛みが蘇ってきそうな単語。もう傷は痛くないけれど、しっかり身体に残った跡が悲惨な事項を物語る。 「卒業式でずっと待ってたんだ。 告白したくてさ。」 りゅうが笑う。 その一声が私の胸を締め付け、切なくてたまらなくなる。