「いやー、うちのマロンちゃんが夜道の散歩は誰もいない廃公園がいいって言うからさ」


ーーーーーーー。
マロンちゃん?
このブルドッグが、マロンちゃん?

別に犬好きに、ブルドッグ可愛いか?なんて言わないけど、犬は見た目じゃないし、飼い主からしたらきっと癒しに違いない。

だけど、絶対ぜったいに
廃公園に行きたいなんて行ってないだろう。


散歩途中に俺を見つけて、来てくれたに違いない。


「つばさ、俺を一言で言えばなに?」



俺の言葉に、つばさは赤面し見つめる。

まじ、やめろよ、その顔。
嫌な予感しかしないーー。



「ひな、可愛いよ」




パコーン!!









持っていた雑誌で、つばさを殴った。
これまたいい音が鳴った。


つばさの頭ん中がよーくわかったよ。



「いてーな、仕方ないだろうが!
そこら辺の女子よりお前のが可愛いし。
クラスの奴らがどんだけお前のことを。。「わかったから」



げんなりする。



仲良しクラスメイトなはずだったのに

みんな、俺のことそんな目で見てた真実に泣きたくなった。