◇ ◇ ◇
マーガレットが聖女でなくなって三カ月が過ぎた。
王宮の一室に、陶器が割れる大きな音が響く。
「私はちゃんとやっているわ。もう、朝から晩までくたくたよ。これ以上どうしろって言うの!」
「しかしながら、これはメアリー様の仕事だと王妃様が仰っております」
「仕事の割り振りがおかしいわ!」
ヒステリックな金切り声が響く。
そのとき、騒ぎを聞きつけたイアン王子が部屋に現れた。
「一体、なんの騒ぎだ?」
イアン王子の登場に気付いたメアリーは、今さっきまでの烈火のごとき怒りちらしていたのがまるで嘘のようにしおらしくなり、イアン王子の胸に飛び込んだ。
「イアンさまぁ。聞いてください。私はこんなに頑張っているのに、この人達が次から次へと仕事しろ仕事しろと持ってくるんです。そのせいで殿下にも全然会いに行けないし……。なんとかしてください!」
「一体どうなっている」
イアン王子はメアリーを抱きしめると、責めるように周囲の者に目を向ける。そこにいた大聖堂の神官は困ったように眉尻を下げた。
マーガレットが聖女でなくなって三カ月が過ぎた。
王宮の一室に、陶器が割れる大きな音が響く。
「私はちゃんとやっているわ。もう、朝から晩までくたくたよ。これ以上どうしろって言うの!」
「しかしながら、これはメアリー様の仕事だと王妃様が仰っております」
「仕事の割り振りがおかしいわ!」
ヒステリックな金切り声が響く。
そのとき、騒ぎを聞きつけたイアン王子が部屋に現れた。
「一体、なんの騒ぎだ?」
イアン王子の登場に気付いたメアリーは、今さっきまでの烈火のごとき怒りちらしていたのがまるで嘘のようにしおらしくなり、イアン王子の胸に飛び込んだ。
「イアンさまぁ。聞いてください。私はこんなに頑張っているのに、この人達が次から次へと仕事しろ仕事しろと持ってくるんです。そのせいで殿下にも全然会いに行けないし……。なんとかしてください!」
「一体どうなっている」
イアン王子はメアリーを抱きしめると、責めるように周囲の者に目を向ける。そこにいた大聖堂の神官は困ったように眉尻を下げた。



