一体、どれぐらい眠っていたのだろう。

慌てて起きると、もう他の社員の姿はなかった。

やってしまった…!

激しく後悔していたところ、

「畑中さん、遅くまで頑張ってたね」

突然、後ろから男性に声をかけられた。

振り向くと、30代ぐらいの見知らぬイケメンがそこに。

誰だろう…?

「えーと…」

私が戸惑っていると、

「自分のボスを忘れたのか?」

ボス…?