お姉さんは「食べるねー」と両手を合わせて、「いただきます」と、言った。 リビングのローテーブル。 ほかほかのおにぎりと、お味噌汁。 あたしはそれを見つめて。 ほんの少し。 不安が近づいてくる気配を、感じた。