ひとりぼっちのさくらんぼ


洗顔をして。

化粧水や乳液。

そして、美容クリームなどを塗る。

その後、日焼け止めやら下地クリームやらを塗っていく。



「いっぱい塗るんだねぇ」



正直な感想だった。



「そうね、あなたに比べたら乾燥も激しくなったし、敏感肌にもなったし、肌トラブルを起こすと治りも遅いし」



「げっ」




「本当、『げっ』なわけよ。私からあなたに助言するなら、まずスキンケアは大事に、丁寧にしろって言うね」



お姉さんは笑って言う。



「笑えない……」



そう返事しつつ。

あたしはちゃんとスキンケアをしよう、と心に誓った。



そうこう言っている間に。

お姉さんがファンデーションを塗り終わり、眉毛を完成させた。

そして、アイライナーを引いていく。



「あれ、目尻の部分ってそれでいいの?」



お姉さんのアイラインは引き終わりの部分がハネてない。