それからしばらくした10月の初め頃、今度は千珠琉が男子から告白された。
「え、わたし!?」
急な告白に千珠琉は驚いて聞き返した。
相手は同じクラスの永井 慎之介という男子だった。
「え、なんで…急に…え、え…?」
「ああ、うん、急だって思うよね。」
千珠琉はコクっと小さく頷く。
「昴が七瀬先輩と付き合ってるのは知ってるよね?」
永井の言葉に千珠琉は唇をきゅっと結ぶ。
(……なんで聞きたくないこと言うかな…)
「ずっと駒谷のこと可愛いなって思ってたんだけど、いつも昴と一緒だから、付き合ってるのかと思って声かけらんなかったんだ。だから昴が別の人と付き合ってるって聞いて、なら俺も駒谷と付き合いたいなって思って。」
千珠琉は驚きと、昴と七瀬先輩が付き合っていることを改めて思い出したことで無言になってしまった。
「今すぐ答え出さなくて良いから、ちょっと考えてみて。」
その日家に帰るまでの間、千珠琉は永井のこと、それから昴と七瀬先輩のことを考えて授業もHRも全く集中出来なかった。
家に帰っても考え込んでしまうので、夜コンビニへ行くことにして家を出たところで昴に会ってしまった。
「よっ。」
「昴。」
「コンビニ?一緒に行っていい?」
「いいけど…。」
なんとなく気まずい。なんでこのタイミングで昴に会ってしまうのか。
コンビニで千珠琉は飲み物とチョコを、昴はアイスを買った。
「ちょっと公園寄ってかない?」
昴が提案した。
「え、わたし!?」
急な告白に千珠琉は驚いて聞き返した。
相手は同じクラスの永井 慎之介という男子だった。
「え、なんで…急に…え、え…?」
「ああ、うん、急だって思うよね。」
千珠琉はコクっと小さく頷く。
「昴が七瀬先輩と付き合ってるのは知ってるよね?」
永井の言葉に千珠琉は唇をきゅっと結ぶ。
(……なんで聞きたくないこと言うかな…)
「ずっと駒谷のこと可愛いなって思ってたんだけど、いつも昴と一緒だから、付き合ってるのかと思って声かけらんなかったんだ。だから昴が別の人と付き合ってるって聞いて、なら俺も駒谷と付き合いたいなって思って。」
千珠琉は驚きと、昴と七瀬先輩が付き合っていることを改めて思い出したことで無言になってしまった。
「今すぐ答え出さなくて良いから、ちょっと考えてみて。」
その日家に帰るまでの間、千珠琉は永井のこと、それから昴と七瀬先輩のことを考えて授業もHRも全く集中出来なかった。
家に帰っても考え込んでしまうので、夜コンビニへ行くことにして家を出たところで昴に会ってしまった。
「よっ。」
「昴。」
「コンビニ?一緒に行っていい?」
「いいけど…。」
なんとなく気まずい。なんでこのタイミングで昴に会ってしまうのか。
コンビニで千珠琉は飲み物とチョコを、昴はアイスを買った。
「ちょっと公園寄ってかない?」
昴が提案した。