二度目の好きをもらえますか?

 え、あれ? 言い出しっぺは賢ちゃんだって言わない方が良いのかな?

「あぁ、うん。みんなで仲良くできる方がいいかと思って」

「そっかー。俺小谷ってもっと大人しいキャラかと思ってたから意外だったわ」

 ……そうなんだ。

 何にしても友好的に話して貰えるのが、嬉しい。

「あ、黒岩さんは普段から結構明るいよね?」

 言いながら高山くんが麻衣子に目を向ける。ん、と目を瞬き、麻衣子が小首を傾げた。

「そうかな?」

「そうだよ」

 そうそう。麻衣子はクラスの誰とでも仲が良い。なんて言うか、そつがない、という表現がしっくりくる。

 何か思い入れがあるのか、麻衣子はレースをあしらったピンク色のシュシュをいつも身に付けている。あれも可愛い。

 私と違って女子力も高いから、モテる存在だ。

 麻衣子と話す高山くんは、ほわぁ、と顔を緩めていた。

 もしかして高山くんって、麻衣子の事……?

 私は意味深な視線をサッと賢ちゃんに送った。すると彼は少しだけ眉を下げて、コクリと頷く。

 ああ、そうか。そういう事?

 賢ちゃんがグループ作ってって言い出したのは、実は高山くんのためでもあったんだ。

 麻衣子との橋渡しをするため。麻衣子と常に一緒にいるのは私だけだから。

 私の望みは、あくまでも“ついで”というわけか……。