以前と同様にバイクのステップに足を掛け、賢ちゃんの後ろに跨って座る。その近さに自然と頬が熱くなった。顔全体が火照っている。
好きな人にくっ付く羞恥をこらえ、えいっ、と心の中で掛け声を上げる。両手を彼の腹部に回してしがみ付く。
広い背中に頭を付けると、優しい香りがして、胸がいっぱいになった。
恥ずかしいけど、嬉しい。
やっぱり私。賢ちゃんが好きだ、大好きだっ。
「よし、じゃあ行くぞ」
「っうん!」
ドルルン、とバイクの唸る音が鳴り、私はギュッと目を瞑った。ドキドキと高鳴る心音が妙に心地よかった。
走り出してどれぐらい経っただろう。
ジェットコースターみたいな感覚に、心臓がバクバクと暴れ回っているが、不思議と恐怖は感じない。
それどころか猛スピードで風を切って走るのが、気持ちいい。
前回と同じく小高い山コースを走り、気付いたらエンジン音が止んでいた。
「……彩月、着いたぞ?」
赤い顔のままでいつまでもその背にしがみついていると、声を掛けられた。
え……、あっ!
慌てて賢ちゃんから両手を離し、「一瞬だったねー」と笑って誤魔化した。
好きな人にくっ付く羞恥をこらえ、えいっ、と心の中で掛け声を上げる。両手を彼の腹部に回してしがみ付く。
広い背中に頭を付けると、優しい香りがして、胸がいっぱいになった。
恥ずかしいけど、嬉しい。
やっぱり私。賢ちゃんが好きだ、大好きだっ。
「よし、じゃあ行くぞ」
「っうん!」
ドルルン、とバイクの唸る音が鳴り、私はギュッと目を瞑った。ドキドキと高鳴る心音が妙に心地よかった。
走り出してどれぐらい経っただろう。
ジェットコースターみたいな感覚に、心臓がバクバクと暴れ回っているが、不思議と恐怖は感じない。
それどころか猛スピードで風を切って走るのが、気持ちいい。
前回と同じく小高い山コースを走り、気付いたらエンジン音が止んでいた。
「……彩月、着いたぞ?」
赤い顔のままでいつまでもその背にしがみついていると、声を掛けられた。
え……、あっ!
慌てて賢ちゃんから両手を離し、「一瞬だったねー」と笑って誤魔化した。



