生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

『咲桜、明日はあたしから離れるんじゃないわよ。』

 頭の中でもう一度反芻させ、立夏ちゃんを探そうと意気込む。

 人がたくさんいるから探しにくいかもしれなけれど、私も立夏ちゃんがいたほうが心強い。

 よーっし、いち早く探そうっ……!



 ……そう意気込んで、早十五分。

「立夏ちゃん、どこいるの……?」

 始めの内は講堂内で立夏ちゃんを探していたけれど、いないようだったから校舎のほうに来てしまった。

 ど、どうしたらいいものか……。

 ここは黎明高校。自分の学校じゃない。

 つまり……。

「ここ、どこなんだろう……。」

 迷ってしまった……。

 立夏ちゃんを探して、あっちこっち探していただけなのに……何でこんな事になったのか。

 理由はすぐに出た。

 ……私、道覚えるの苦手。

 方向音痴なわけじゃないけれど、物覚えが悪く別の高校の道筋なんか覚えられない。

 どこから来たのかさえも忘れてしまい、講堂へも帰れなくなる。

 もしかしたら、立夏ちゃんに迷惑かけてるかもしれない……。