ぼんやりと考えながら、私は帰る準備をしながら二人の口論を見届けていた。
もう恒例になってしまった、暁槻君との下校。
いつもの道を歩いているだけだけれど、私の気持ちは若干高ぶっていた。
明日の交流会、楽しみっ……!
学校のイベントにはあんまり興味はないほうだし、人と無闇に関わりたくない。
だけれど、高校に入ってから初めてのイベントだから……凄く浮かれている。
「京都さん、嬉しそうだね。そんなに明日の交流会が楽しみなの?」
「そ、そんなに嬉しそうにしてましたかっ……?」
「うん、とってもね。」
微笑みながらそう口にした暁槻君に、かあっと顔が熱くなる。
は、恥ずかしい……。
暁槻君には警戒しなきゃなのに、何故かたまに警戒心が薄れてしまう。
もしかして、私が思っている以上に……暁槻君にもう心を許しているのかもしれない。
ここ最近は立夏ちゃんだけじゃなく、暁槻君と言葉も交わす事も増えたから……な、無きにしも非ずだ。
「京都さんはさ……杠葉さんとしかいるところを見た事ないけど、もしかしなくても人と関わるのが苦手だったりする?」
もう恒例になってしまった、暁槻君との下校。
いつもの道を歩いているだけだけれど、私の気持ちは若干高ぶっていた。
明日の交流会、楽しみっ……!
学校のイベントにはあんまり興味はないほうだし、人と無闇に関わりたくない。
だけれど、高校に入ってから初めてのイベントだから……凄く浮かれている。
「京都さん、嬉しそうだね。そんなに明日の交流会が楽しみなの?」
「そ、そんなに嬉しそうにしてましたかっ……?」
「うん、とってもね。」
微笑みながらそう口にした暁槻君に、かあっと顔が熱くなる。
は、恥ずかしい……。
暁槻君には警戒しなきゃなのに、何故かたまに警戒心が薄れてしまう。
もしかして、私が思っている以上に……暁槻君にもう心を許しているのかもしれない。
ここ最近は立夏ちゃんだけじゃなく、暁槻君と言葉も交わす事も増えたから……な、無きにしも非ずだ。
「京都さんはさ……杠葉さんとしかいるところを見た事ないけど、もしかしなくても人と関わるのが苦手だったりする?」

