生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「どういう事ですか?」

 イケメンや美女……って?

 意味が分からなくて、私の首は傾いていくばかり。

 すると立夏ちゃんは苦笑いで、分かりやすいように教えてくれた。

「明日行く姉妹校にはね、イケメンや美少女が多いらしいのよ。こっちも多いけど、交流会で出会いを求める人も多いの。ま、咲桜には関係ないわよね。咲桜、明日はあたしから離れるんじゃないわよ。」

「は、はいっ!」

「二人とも仲良さそうで良いね、ほんと羨ましいよ。」

「あんたは引っ込んでなさい、お邪魔虫なんだから明日は他の女子にヘラヘラしておきなさい。」

「本当に杠葉さんって毒舌だね。というか、京都さん以外の女子はどうでも良いから。」

「うわ、キモ……。」

 二人とも、何のお話を……?

 だけど私が首を突っ込んでいいような雰囲気じゃなかったから、大人しく二人の言い合いを見守っていた。

 何だか二人とも、性格は違うけれど……気は合いそうな気がする。

 ふふっ……今は口げんかしている二人だけど、私的には仲良くできそうな気がするなぁ。