生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 正直な気持ちを言い、暁槻君から視線を逸らす。

 暁槻君の顔を見たら……気持ちが揺らぎそうになるから。

 私みたいな人間にも、関わってくれる人がいるって。

 立夏ちゃんにだって、本当は凄く申し訳ない。

 立夏ちゃんは美人さんだから、私といてもきっとつまらない。面白くない。

 だけど立夏ちゃんは優しいから、絶対にそんな事言わない。

 ……けれど、私は罪悪感を感じずにはいられない。

 立夏ちゃんにそう思うのも失礼なんだろうけど……。

 だから、ちゃんと言わなくちゃ。

 それにあんまり、親しい人は作りたくない。

 立夏ちゃんがいてくれれば、それで……。

「俺は京都さんと仲良くなりたいの。メリットとかデメリットとか、そんなのない。」

 そう、なの……?

 はっきりした声が聞こえて、ばっと暁槻君のほうを向く。

 すると、まっすぐした視線が私に向けられていた。

 ……こんなに強く言われたのは、初めてだ。

 ここまで言ってもめげないどころか諦めないだなんて……やっぱり暁槻君は、理由は分からないけれど私に執着しているのかもしれない。