生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「ご、ごめんなさっ……」

「そういうとこよ、うじうじしていて見てるだけで虫唾が走るの。しかもあんた、立夏と仲良いんだってね。」

「ちょっと可愛いからって、立夏と一緒にいれると思ってるの?」

 どうして今、立夏ちゃんの名前が出てきたんだろう……。

 そこまで考えて、はっと我に返った。

 きっとこの人たちは、立夏ちゃんのお友達なんだ。

 もしかして、立夏ちゃんを私に取られたって思ってるのかもしれない。

 だ、だけれど立夏ちゃんを出すのは……ひ、卑怯、だ……。

「わ、私は立夏ちゃんといるのが好きなので、立夏ちゃんといるんです……。し、失礼しますっ……!」

「待ちなさい、まだ話は終わってないのよ……っ!」

 お水買うのは諦めよう、そう思って踵を返す。

 けれど、その前に強い力で腕を掴まれてしまった。

 い、たいっ……。

 強すぎる力で掴まれているせいで、思わず顔を歪めてしまう。

 でも、女の子たちはお構いなしに言葉を続けた。

「それにあたしたちはまだあんたに言いたい事があるのよ!あんた、どれだけ人の男をたぶらかせば気が済むの!泥棒猫にもほどがあるわ!」