生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「あんたには一番言われたくないわっ!」

 ふ、二人ともヒートアップしてるっ……!

 これ以上二人の言い合いが加速すると、本当に喧嘩しちゃいそう。

「け、喧嘩はダメですよ……!」

 だから声を上げて、何とか二人を宥めた。



「あの、暁槻君……。」

「どうしたの?」

「何で今日も、一緒に帰ってるんですか?」

 無事放課後になり、何故か昨日同様暁槻君と帰路についている。

 何でこうなったんだっけ……。

 私はいつも通り、帰ろうと学校を出たはず。

 確かその時、暁槻君も帰ろうとしてたから……こうなっている。

 ……訳が分からない。

「暁槻君、私とは家は逆方向なんじゃないですか?どうして私についてくるんですか。」

 私を送った暁槻君は、帰る時元来た道を戻っていた。

 それなのにどうしてわざわざ、ついてきているのかさっぱり見当がつかない。

 私はあんまり、暁槻君と一緒にいたくないのに……そんな事言えないけれど。

「俺が京都さんを送りたいの。女の子一人じゃ、襲われちゃうかもしれないんだよ。」