生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 今までずっと、晴れなかった心が晴れたように。

 女の子たちに囲まれて怯えている彼女は、どこからどう見ても桜華だった。

 艶のある綺麗な黒髪に若干の桃色が混じっている。

 吸い込まれそうな桃色の瞳に視線を奪われて、密かに口角を上げた。

 若干違うところはあるけど、間違いない。

 ……彼女が、桜華だ。

「あんたは気付いてないんでしょうけど、知らず知らずのうちにあんたはカップルを破局させてんのよ!この疫病神!」

「……女の子が暴力なんて、しちゃダメだよ。」

 桜華の生まれ変わりの子に手を出そうとした、女の子の腕を掴む。

 女の子のくせに、こんなに力強いんだね。

 感心しながらも俺はその子の腕を離し、代わりに桜華の生まれ変わりの子の腕を掴んだ。

 彼女は急な事で驚いていたけど、もうなりふり構ってられない。

 ……ずっと恋い焦がれていた相手を、やっと見つけられたんだから。

 前世で想いを告げられなかった、最愛の女の子。

 ――もう絶対、あんな事起こさせない。



 彼女の名前は京都咲桜といって、名前からも桜華らしさがにじみ出ていた。