生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 立夏ちゃんが嬉しそうにしていると、私も嬉しい。

 結局その後は、立夏ちゃんに髪をいじられながら過ごした。



 午前の授業が一通り終わり、ふぅ……と息を吐く。

 勉強は好きなほうだけど、分からない事が多いなぁ……。

 文系はできるほうだけど、理系がちょっと……。

「咲桜、お昼食べるわよ。」

「はいっ、ちょっと待ってくださいねっ。」

 テキストやノートを机にしまっていると、立夏ちゃんから声をかけられた。

 慌ててお弁当箱を取り出し、机をくっつける。

 ……あっ。

 その時、ある事に気付いた。

「立夏ちゃん、私お水買ってきます。先に食べていてください。」

 そういえば、今日は水筒持ってきてないや……。

 喘息気味の私は、薬をご飯の時に飲まないとダメ。

 でも今日は、薬を飲むための水筒を忘れてしまった。

「分かったわ。気を付けてね。」

「はい!」

 立夏ちゃんの返事を聞いてから、小走りに近くの自動販売機に向かう。

 確かこの辺りに、合ったはずだよね……?