生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「あ……ここです、私のお家。」

「マンションか……京都さんは一人暮らしなの?」

「はい。」

 自分の未熟さを考えていると、もうマンションの前についていた。

「暁槻君、送ってくれてありがとうございます。また明日。」

「明日、迎えに来るね。」

 ……え?

 手を振って暁槻君と別れようとすると、何故かそう言われてしまった。

 迎えに来る……って、朝だよね……?

 ど、どうしてそんな事……出会ってまだ二日なのに。

「そういう事だから。おやすみ、京都さん。」

「あ、暁槻君、ちょっと待っ……」

 ……って、もう帰っちゃった。

 慌てて呼び止めようとしたけれど、もう暁槻君の姿は暗闇にまみれてしまっていた。

 暁槻君が入っていった暗闇をしばらく見るも、はっと我に返ってマンション内に入る。

 流石に、真っ暗だから中に入ろうっ……。

 いつもよりも随分遅い時間になっちゃったし、今日は早く寝なくちゃ。

 睡眠はたくさんとりたい派だから、ご飯食べてお風呂入ったらもう寝よう。

 寝るまでのプランを考えながら、自分の部屋に入ってスクールバッグを壁に掛ける。