生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「お化けは苦手ですけど……面白いなとは、思います……。」

 幽霊や宇宙人とかは怖いけれど、神秘的な出来事には興味がある。

 何でこんな事聞いてくるのか、分からない。

 けれど、真剣に聞いてきているんだから、私もちゃんと答えないといけないとって思った。

 言葉に詰まりながらもそう伝えると、暁槻君は拍子抜けしたように呆気に取られていた。

 でもすぐにふっと微笑んで、夕日に照らされながら私を見つめた。

「俺もね、オカルトは好きなんだ。パワースポット巡りとかね。」

「そ、そうなんですね……!」

 パワースポットはあんまり詳しくないけれど、何だか面白そうな響き。

 家に帰ったら、調べてみようかな。

 興味が湧いてつい言葉を返すと、苦笑いを浮かべてしまった暁槻君。

 私、何かまずい事言っちゃったかな……。

 暁槻君の表情に、さっき自分が言った言葉から不適切だと思うものを探してみる。

 だけど、全然思いつかなかった。

「京都さんさ……どうして同級生なのに、敬語なの?」

「え……?」