生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 な、何か話したほうが良いのかな……。

 そうは思っても、口の中が乾いて上手く言葉を発せれない。

「京都さん。」

「は、はいっ……!」

 緊張しているからか、素っ頓狂な声で返事をしてしまった。

 は、恥ずかしいっ……。

 声が思い切り上ずっちゃったし、噛みそうにもなったし……。

 自分の不甲斐なさが目に見えて、しゅんと肩を落とす。

 落ち込んでいる私に、暁槻君はこんな事を尋ねてきた。

「京都さんは、オカルトとか好き?」

「お、オカルトですか……?」

 ど、どうしてそんな話に……。

 オカルトと言えば、お化けや超常現象とか、信じられない事が起こる事とか……だよね?

 ふざけているのかもと思って、暁槻君を見る。

 だけど暁槻君は、予想以上に真面目な表情で私を見つめてきていた。

 思わず足を止めて、言いたい事をまとめる。

 さっき暁槻君と目が合ったせいなのか、凄く今顔が熱い。

 厳密には昨日だけど、今日あった人にこんなにときめくなんて……私、どうしちゃったの?