生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 ちゅっと、小さなリップ音が静かな空間に響き渡る。

 普通なら、ここで恥ずかしくて何も言えなくなる。

 だけ、れど……。

「私、幸せです。雅君と会えて、雅君と両思いになれて。これまでたくさん迷惑かけちゃって、これからも迷惑をかけちゃうと思います。でも……」

 私は思ったよりも愛が重たくて、嫉妬深いんだと知った。

 だから、雅君にはたくさん面倒をかけてしまう。

 でも……私は誰よりも雅君を愛している。

 前世でも、現世でも愛している。

 ――雅君の傍に、ずっといたい。

 これが私の、心の底からの願い。

「私は、ずっとずっと雅君だけが大好きっ……!」

 見えないだろうと思いながら、満面の笑みを浮かべる。

 顔いっぱいに笑顔を咲かせ、ぎゅっと雅君の手を握った。

 大好きっていう気持ちが、少しでも伝わるように。

 大好きっていう気持ちが、届くように。

 それが実ったのか、雅君は困ったように、でも幸せそうな息を吐いた。

「……こういう時に敬語外すなんて、本当に咲桜には敵わない。俺も、ずっと未来永劫咲桜を愛してる。」