生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 や、やっぱり高級そうな車……。

 雅君が手配してくれた車が来る時間帯になり、雅君にエスコートされながら車に乗る。

 ふわふわとしているシートに恐る恐る座り、シートベルトを付けた。

 不思議な事に、この車は運転席と後部座席の間に真っ黒の仕切りがついている。

 まるで、見えないように。

 お金持ちの人の車って、みんなこうなのかな……。

 不思議に思いながらも私は、ここからどこに連れていかれるのだろうかと楽しみにしていた。



 しばらくの間車に揺られ、車が止まった時には外が紫色に包まれていた。

 夕焼けと夜の狭間のような時間で、何とも幻想的。

 行きと同じように雅君にエスコートしてもらいながら、車を降りる。

「それじゃあ、ここから少し歩くけど……大丈夫?」

「は、はいっ。全然大丈夫ですっ……!」

「そっか。なら、行こうか。」

 夜闇に包まれているせいで、辺りがどんな場所なのかは分からない。

 でもこの辺りって、確か星がよく見える高台があるって言う……。

 そこまで考えた時、目の前には雅君の大きな手が差し出されていた。