生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 現に、こうして雅君を不安にさせてしまっている。

 だから、こういう時こそ……。

「私、雅君のこと誰よりも好きです。なので……私のほうが、傍にいてって思ってます。私のほうが、お願いしたいくらいです。」

 雅君が思うより、私は雅君といたい。

 精一杯の力で抱きしめ返すと、雅君がふっと安心したように微笑んでくれた。

「やっぱり俺、幸せ。ねぇ咲桜、連れて行きたいところがあるって俺前に言ったよね。今から連れて行ってもいい?」

 連れて行きたいとこ……あっ、もしかして。

『もし京都さんが良いなら……今月末の日曜日、連れて行きたいところがあるんだ。』

 雅君と出会った当初、そんな事を言われたなぁ……。

 一瞬にして思い出し、どこなんだろうと思いながら首を縦に振る。

「はいっ、行きたいですっ!」

「ありがと。校門に車手配するから、車が到着するまで抱きしめさせて。」

「……は、はいっ。」

「ふふっ……可愛い。」

 ……っ。

 か、可愛いなんて、私には似合わないのに……。

 けれど好きな人に言われるのが嫌なわけもなく、手配してくれた車が来る時間になるまで抱きしめられていた。