生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 ガタンッ……!と椅子の倒れる音が聞こえ、私は雅君に抱きしめられた。

 優しく抱きしめられて、緊張しながらも安心する。

 あったかい……落ち着く……。

 雅君の腕の中は、やっぱり落ち着ける。

 改めてその事を理解し、体を預ける。

 そうしていると雅君は、穏やかな手つきで私の頭を撫でた。

「可愛い。ありがと咲桜、嫌じゃないって言ってくれて。あーいう事をしておかないと、牽制にはならないと思って。だけど、急にしちゃってごめんね。流石にダメだった、よね。」

 えっ……?

 雅君は不安そうに、眉の端を下げて私を見つめてきた。

 その姿に、無意識に胸がキュンっと高鳴る。

 か、可愛いっ……!

 落ち込んでいるのか反省しているのか、申し訳なさそうな表情をしている雅君。

 こんな姿をしている雅君なんて滅多に見ないから、思わず手を伸ばしていた。

「雅君、可愛いですっ……!」

 私も短い腕を伸ばして雅君の頭を撫で、ふふっと頬を綻ばせる。

 質の良い雅君の髪に触れて、少しだけ手が硬直する。