生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 ……こ、怖い顔、してる。

 一瞬だけ見えた立夏ちゃんは……これでもかってくらい、不機嫌オーラを出していた。

 表情も硬くて怖くて、思わず身震いしてしまうほど。

 ど、どうしてあんなに怖い表情をしてるのっ……?

 不思議に思って、雅君の腕の中で一人慌てる。

 だけれど抱きしめられているせいで、上手い具合に動けない。

 すると突然、雅君が私に顔を近付けてきた。

 至近距離にびっくりして、思わず目を閉じる。

 ……その途端、額にちゅっと可愛らしいリップ音が響いた。

「だって咲桜は、もう俺のものだから。誰にも、杠葉さんにもあげないよ。」

「……っ!あんたねぇっ……!」

 キスをされたのだと理解した時には、雅君と立夏ちゃんは口喧嘩をしていた。

 雅君の飄々とした言葉に、キレている様子の立夏ちゃん。

 でも私は、それを止めるくらいの余裕が残っていなかった。

「「「キャーーー!!!」」」

「「「うわぁぁぁ!!!」」」

 女の子と男の子の悲鳴が聞こえてきて、反射的に体を縮こまらせる。