生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「咲桜、おはよう。」

「お、おはよう、ございます……。」

 マンションから出ると、待っていてくれた雅君と視線が合った。

 それだけの事なのに、恥ずかしくて視線を逸らしてしまう。

 かろうじて挨拶は返したけれど……意識すると、会話が続かないっ。

 昨日の事を思い出して、かああっと顔が熱くなる。

 そんな様子の私を不思議に思ったのか、雅君が私の顔を覗き込んできた。

「どうして視線逸らすの?……って、顔真っ赤。」

「み、見ないでくださいっ……。」

 真っ赤になっている顔を見られたくなくて、片手で顔を覆う。

 けれど手が小さいせいで、意味を成さなかった。

「咲桜、もしかしてだけどさ……恥ずかしがってるの?」

 ど、どうしてっ……!?

 必死に隠している私の気持ちが分かったのか、確認するように尋ねてくる雅君。

 図星を突かれてしまい、うっと言葉に詰まる。

 肩を大きく震わせ、あからさまな反応をした私を見た雅君は、ふっと意地悪そうに微笑んだ。

「そうなんだ。可愛い、やっぱり好き。」