生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 もう絶対……離さない。離してやるものか。

 こんなに愛おしいのは、咲桜しかいない。

 俺をここまで翻弄させられるのは、生涯で咲桜だけ。

 だから……一生俺だけを見てて。

「大好き、咲桜。」

 まだ正直、夢見心地だ。

 咲桜が俺を好いていてくれている事が、現実なのかと疑いたくもなる。

 だけど、真摯に伝わってくる咲桜の体温が、現実だと伝えてくれる。

「私も……大好き、ですっ。」

 俺の言葉に答えるように、そう言ってくれる咲桜は……やっぱり俺を翻弄させる天才。

 改めてそう思い、これ以上ないくらい強く抱きしめた。

 ……離さない。そう気持ちを込めながら。