生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「私でよければなんですが……こ、こちらこそよろしくお願いしますっ……!」

 ふわっと、花が咲くように笑った咲桜。

 その頬は、ぷしゅーっと湯気が出そうなくらい真っ赤に染まっていた。

 ……どうし、よう。

「……夢みたい。咲桜が俺のものになってくれたなんて。大好き、本当誰よりも愛してる。」

 可愛すぎて、どうにかなりそう……っ。

 今すぐどこかに閉じ込めてしまいたい衝動を抑えて、ぎゅっと抱きしめる。

 可愛くて愛しくて、こっちがヤバい。

 そんな俺の気も知らない咲桜は、弱い力で俺の服の袖を掴んだ。

「は、恥ずかしい事ばっかり言わないでくださいっ……!」

 恥ずかしそうにそう言い放った咲桜に、また胸が高鳴る。

 ざわついていると言ったほうが、正しいかもしれないけど。

 それくらい、翻弄されてる。

「恥ずかしくない。これが俺の気持ち。」

「ふぇっ……?み、みやびく……んっ。」

 理性が使い物にならなくなって、衝動的にキスを落とす。

 三度目のキスは、一度目や二度目よりも……甘かった。