生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 ――「まだ私のこと、前世の人と重ねているんですか?」

 そう言えば、いいのに。

 ……言葉が上手く、出てこない。

 雅君の瞳が、惜しげもなく私のことを見つめてくる。

 熱っぽくて色っぽくて、すごくかっこいい。

 前はここに、桜華を見ている視線が少なからずあった。

 それなのに今は……私だけを、見ていてくれているような気がした。

 何て言えばいいのか、全く分からない。

 だって私を見てくれている視線に、抱いている疑問がぶつけられない。

 何も言えず、ただきゅっと唇を結ぶ。

 その時、雅君が私のことを見つめながらこう言葉を紡ぎ始めた。

「咲桜、どうして火事現場になんか入っていったの?咲桜に何かあったら、どうするの?」

 心底心配している、と言わんばかりの視線を投げて尋ねてきた雅君。

 その視線でやっと、私も確信がつけた。

 ……雅君、私のことを見ていてくれている。

 この言葉だけ聞いたら、凄く私が雅君に酔いしれているみたい。まぁ、きっと本当の事なんだろうけど。