生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 もしかして私、今まで気を失って……?

 そう理解するのが、多分一番妥当。

 そこまで分かってから、ようやくここがどこなのかという疑問が芽生えた。

 こんな綺麗な場所、私知らない……。

 もちろん私のお部屋じゃないし、だとしたら誰の……?

「さく、ら……?」

「……み、雅君……?」

 さっきよりクリアになっている頭を働かそうと、悩み始めた瞬間の事だった。

 目の前の扉が開かれていて、そこから姿を見せていたのは……焦りと安堵の表情をした、雅君だった。

 雅君は私の姿を捉えるや否や、私に近付いてぎゅっと自分のほうへと引き寄せた。

「良かった、本当に良かった……っ。」

 何かを噛み締めている様子の雅君に、私は控えめに押し返そうとする。

 雅君、まだ私のこと桜華として見てるのかな……。

 こんなに優しく扱ってくれるのは、私が桜華の生まれ変わりだって分かっているからなのかな……。

 だから前みたいに、押し返そうとした。

「雅君、あの……っ。」

 彼の瞳を見つめて、言葉を紡ごうとする。