生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 贅沢な願いだって分かっているけれど、雅君が桜華時代だった私のことを好きなのなら……離れて正解だ。

 記憶を取り戻したからと言って、気まずさが解消したわけじゃない。

 だけれど私は、自分の気持ちをどこに向ければ……。

 好きという気持ちは、そう簡単に消えてはくれない。

 本人にも伝えられない、ぶつけ方も分からない。

 私はどうすれば、いいのかな……?

 自分の思考が十分にまとまらず、途方に暮れていた……その時。

「……っ。」

 急に視界が開け、眩しい光が差し込んできた。

 何が、どうなって……?

 訳が分からなくて周りを見渡してみる。

 周りは白と桃色で統一された小物がシンプルに置いてあって、何とも私好みなお部屋。

 ここはどこ……?なんて疑問より、安堵のほうが勝った。

 私、生きてる……。

 ぐっと体を起き上がらせ、自分の状況をまず確認する。

 おしゃれなベッドに寝かされているらしく、体にはシルクのお布団が掛けられている。

 制服は来ているもののブレザーだけは近くのハンガーにかけられていて、身軽になっていた。