生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 私、埜雅さんに酷い事言った……っ。

 ううん、もう彼は埜雅さんじゃないのかもしれないけれど……それでも、雅君には埜雅さんの時の記憶があるんだよね。

 好き……っていう言葉は本当かどうか分からないけれど、嬉しくなっている自分がいる。

 だけれど、雅君は桜華の時の私を好きだって言ってるんだよね……?

 記憶が戻ったからと言って、私は桜華じゃなく咲桜だ。

 もう、桜華だった時には戻れない。

 私は……雅君だから好きになった。

 埜雅さんに惹かれた理由で雅君のことを好きになるなんて、やっぱり前世の道を通っているみたいだ。

 その事に雅君は、気付いていたりするのかな……?

 そう考えるも、私の心にはもやもやしたものが渦巻いている。

 雅君と距離を取って、正解だったのかもしれない。

 これ以上雅君の近くにいると、嫉妬心でどうにかなりそうだから。

 自分に嫉妬するって変だけれど、それくらい私は咲桜として雅君のことをが好き。

 埜雅さん時代の時の雅君も、もちろん好き。

 でも……この時代では前世と線引きをして、自分らしく生きていたい。