だってもう、決めたんだから。
「俺は前世みたいな事にならないように、咲桜を守ってみせる。誰よりも咲桜を愛している自信があるし、咲桜への愛は人一倍強いはずだ。君のお願いでも、それは聞けない。」
「はぁ?あんた、桜華の面影ばっか追ってたくせに今更何言ってんのよ。」
それを出されると、言い返しができなくなる。
本当の事だったから。俺は咲桜と出会った当時、桜華としてしか見てなかった。
だけど次第に、やっぱりこの時代でも優しいんだなって事が分かった。
人が違っても、魂だけは変わらない。
……この時代でも、もう一度好きになったんだ。
桜華としてじゃなく……咲桜として。
その感覚が一番合っている気がして、杠葉さんに言い返す。
「最初は確かにそうだったよ。でも俺は、この時代でも咲桜を好きになった。だから現世では、絶対に守り抜いてみせる。」
強い語気で言った俺に、杠葉さんは数秒間を置いてから特大ため息を吐いた。
諦めたような、呆れているような……そんな複雑なものを。
「俺は前世みたいな事にならないように、咲桜を守ってみせる。誰よりも咲桜を愛している自信があるし、咲桜への愛は人一倍強いはずだ。君のお願いでも、それは聞けない。」
「はぁ?あんた、桜華の面影ばっか追ってたくせに今更何言ってんのよ。」
それを出されると、言い返しができなくなる。
本当の事だったから。俺は咲桜と出会った当時、桜華としてしか見てなかった。
だけど次第に、やっぱりこの時代でも優しいんだなって事が分かった。
人が違っても、魂だけは変わらない。
……この時代でも、もう一度好きになったんだ。
桜華としてじゃなく……咲桜として。
その感覚が一番合っている気がして、杠葉さんに言い返す。
「最初は確かにそうだったよ。でも俺は、この時代でも咲桜を好きになった。だから現世では、絶対に守り抜いてみせる。」
強い語気で言った俺に、杠葉さんは数秒間を置いてから特大ため息を吐いた。
諦めたような、呆れているような……そんな複雑なものを。

