生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「だ、だから可愛くないですってば……!」

 立夏ちゃん、どうしてそんなお世辞を言ってくるんだろう……?

 不思議に思いながら、立夏ちゃんの言葉を否定する。

 立夏ちゃんはそう言った私にまたため息を吐いていたけれど、はっとある事を思い出したように手を口の前に持ってきた。

「そういえば、今日バイトの日だったわ……!あたし行ってくるわね!」

「頑張ってくださいっ!」

 慌てた様子でスクールバッグを担いだ立夏ちゃんの背中を見送り、手を振る。

 ……さて、と。私もそろそろ帰ろうかな。

 部活には入っていないから、ゆっくりと帰宅の準備をする。

 テキストやノート、その他諸々をスクールバッグに入れて、私も教室を後にした。



 私は一人暮らしだから、門限なんかはない。

 どうして一人暮らしなのかって、立夏ちゃんに前聞かれた。

 でも私は、それを答えるほどの勇気がない。

 心の中だから言えるけれど、私が一人暮らしをしているのは両親を失くしてしまったから。

 中学生になってしばらくした後に、両親は事故でこの世を去った。