生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「そういう、ものなんですか……?」

「そうよ!恋なんて、してなんぼみたいなものだから!」

 うーん……それはどうか、よく分からないけれど……。

 これだけ立夏ちゃんが力説してくれたのに、まだ前向きには考えれそうにない。

 雅君が好き、だけれど雅君を想うのなら私の感情は邪魔……。

 そんな葛藤を繰り返し、おもむろに息を吐いた。

 それと同時に、立夏ちゃんは困ったように眉の端を下げた。

「まぁ今日の事だからすぐに答えを出せとは言わない。でも、自分が後悔しない結論を出したほうが良いと思うわよ。ぶち当たって後悔したほうが、良い事もあるし。難しいようなら、ゆっくりでいいとあたしは思うわ。」

「そう、ですか……。」

 ぶち当たって後悔、かぁ……。

 確かに、しないで後悔するよりして後悔したほうが良いって聞くし……。

 私にはハードルが高い気もするけれど、ちゃんと向き合わなきゃ。

 ……もう少し、考えてみよう。

 急いで出した結論が良いものだとは限らないし、私のペースで納得のいく結論を出さなきゃいけないよね。