生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 立夏ちゃんを……避けているのも。

 だけれど私に、話す勇気はない。

「な、何もないです……。」

「嘘よ。あんたが理由もなく仲が良かった人を突然避けるような子じゃないって、こっちは分かってるの。それに、あたしのこともあんなに分かりやすく避けてたんだから。嫌でも分かるわよ。」

 うっ……それはごもっともで……。

 移動教室だってお昼だって、私は急いで教室を出ていた。

 だから流石に、バレるよね……。

 でも……。

『咲桜……俺は君のことが、前世から好き。』

『私は、雅君が好きな前世の人にはなれませんっ……!もう、私に関わらないで、ください……。』

 ……言え、ない。

 辛い気持ちをもう、したくない……っ。

 何も言えずに、きゅっと唇を真一文字に結ぶ。

 そうしていると突然、大きなため息と共に頬が掴まれた。

「はぁ……あんた、いつもそうやって抱え込むんだから。あたしは咲桜の友達よ、頼ってちょうだい。咲桜が辛いと、あたしまで辛いのよ。」

 両頬をむにむに触られ、されるがままになった私に聞こえたのは……そんな悲痛に歪んだ言葉だった。