生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 下手したら拓海先輩に会うかもしれないし、雅君とばったり会ってしまったらそれこそダメ。

 自分で招いた事態だとはいえ、どうすればいいか分からない。

 無責任なのは、痛いほど分かっている。

 とにかく、早く帰らなきゃ……。

 瞬時にそう思って、校門を通り過ぎた……時の事だった。

「咲桜、あんた何逃げてんのよ。そんなに慌てても、良い事なんかないわよ。」

「……り、りっか、ちゃん。」

「何よ、幽霊見たような顔して。」

 我に返らされたように腕を掴まれ、強い視線の立夏ちゃんと目が合う。

 立夏ちゃんは急いできてくれたのか、息を微かに切らしていた。

 もしかして、心配してくれているのかな……?

 だと、しても私は今は……。

「何も、ありません。一人になりたいので、離してください……。」

 無関係な立夏ちゃんを、私情で巻き込むわけにはいかない。

 私の一方的な気持ちを押し付けてしまいそうだし、悲しさの我慢が利かなくなりそうだから。

 “もう”迷惑をかけたくないから、距離を取らなきゃ……。